ヴェポライザーは第4の煙草とも言われているもので、構造としては葉っぱが気化する200度前後まで電気などの熱で温めて、蒸発した成分を吸入する器具になります。
葉を燃やすことがないので、燃焼の際に発生する毒素やタール、一酸化炭素といった有害物質を含む煙をほとんど、もしくは全く発生しないのが特徴です。
もともとは医療用に開発された製品であり、アメリカ合衆国の一部地域やイスラエル・カナダ・イギリスなどでは、末期エイズ患者の食欲増進やガンの化学療法に伴う吐き気の緩和のために医療ハーブが使われていましたが、喫煙の時に有害な物質が発生するのが問題でした。
それを解決したのがヴェポライザーで、医療用から純粋な煙草としての嗜好品用の製品となり使われるようになっています。
気を付けたいのは使い方で、従来の製品と同じように利用するとトラブルの元になってしまいます。
特に難しいものではなく、基本となるのは紙巻きたばこを使った吸い方です。
紙巻きたばこを適当な長さにちぎる、または刻み煙草をピンセットで適量を容器に詰めていきます。
温度を最初は200度で熱していき、一気に吸わずゆっくりと吸っていきます。
最初は熱く感じるので注意が必要となり、温度や量は好みで調節するのがポイントです。
電源が自動オフになったらおしまいで、その後に残った煙草をかき出していきます。
定期的に無水エタノールでメンテナンスをすると、製品が安全で長持ちします。